2008年12月12日

糖尿病は治らない?

一般に糖尿病は一度罹ると治らないと言われますが、本当にそうでしょうか?
成人に多い2型糖尿病は必ずしもインスリン不足があるとは限らず、発症早期にはむし高インスリン血症を認めることも少なくなく、従ってその成因は過食や運動不足、ストレスなどから生じるインスリン抵抗性(インスリンが作用しにくくなる状態)が考えられていて、それらの問題を解消することでインスリン抵抗性を改善することが可能と考えられます。

ですから糖尿病に限らずどのような疾患にも言えることですが、早期発見し、軽症のうちに適切な治療、指導管理を行えば、必ずしも薬物療法が必要ではない状態に改善できる、ある意味では治せると言ってもおかしくないかも知れません。

ただ、糖尿病をはじめ生活習慣病と呼ばれる疾病群は、毎日の食生活、運動量、睡眠、職場や家庭での精神的ストレスなど、実際には変えることが困難な、ほぼ固定した習慣が本質的な要因になっていることが多く、すっかりそれらを改善して理想的で健全な生活パターンを築くことは不可能に近いため、薬物治療の継続が必要な事が多いのも事実です。

いずれにせよ健全な生活を心がける、食事、運動、睡眠といった日常生活上の大事な基本を守ることで、いかにストレスとうまく付き合うかが大切なのでしょう。
posted by 院長 at 10:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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