2009年05月12日

胃食道逆流症

最近、胃食道逆流症の患者さんが増えています。
食後1〜2時間で胸やけ、のどの違和感、または咳などの症状が出て、原因は胃から食道に胃酸が逆流するためと考えられています。

胃の運動能や胃酸分泌などの消化機能の異常が主として過度のストレスにより生じるためと思われますが、よくわかっていないことも多いようです。

上記のような症状で悩まれている方は、一度内科、消化器内科の受診をお勧めします。
posted by 院長 at 06:01| 大阪 | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月12日

糖尿病は治らない?

一般に糖尿病は一度罹ると治らないと言われますが、本当にそうでしょうか?
成人に多い2型糖尿病は必ずしもインスリン不足があるとは限らず、発症早期にはむし高インスリン血症を認めることも少なくなく、従ってその成因は過食や運動不足、ストレスなどから生じるインスリン抵抗性(インスリンが作用しにくくなる状態)が考えられていて、それらの問題を解消することでインスリン抵抗性を改善することが可能と考えられます。

ですから糖尿病に限らずどのような疾患にも言えることですが、早期発見し、軽症のうちに適切な治療、指導管理を行えば、必ずしも薬物療法が必要ではない状態に改善できる、ある意味では治せると言ってもおかしくないかも知れません。

ただ、糖尿病をはじめ生活習慣病と呼ばれる疾病群は、毎日の食生活、運動量、睡眠、職場や家庭での精神的ストレスなど、実際には変えることが困難な、ほぼ固定した習慣が本質的な要因になっていることが多く、すっかりそれらを改善して理想的で健全な生活パターンを築くことは不可能に近いため、薬物治療の継続が必要な事が多いのも事実です。

いずれにせよ健全な生活を心がける、食事、運動、睡眠といった日常生活上の大事な基本を守ることで、いかにストレスとうまく付き合うかが大切なのでしょう。
posted by 院長 at 10:38| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月26日

貧血

若い女性に見られる貧血の多くは鉄欠乏性貧血で、過多月経などが主な原因ですが、中高年者で貧血を認めた場合には注意が必要です。
なぜなら中高年者での鉄欠乏性貧血は、重大な原因疾患が潜んでいることが少なくないからです。

胃がん、大腸がんなどの消化器がんでは慢性的な出血による鉄欠乏性貧血を伴うことは珍しくなく、実際に血液検査から貧血を指摘され精査して大腸がんが見つかることもしばしば経験します。

また最近では骨髄異型性症候群と言って、骨髄機能の異常から貧血に加えて白血球減少や血小板減少を来す血液疾患も増加していて、高齢者のみならず若年者でも見られ注意が必要です。

いずれにせよ貧血が見られた場合、安易な造血剤の投与は禁物で、原因疾患の精査を速やかに行い、適切な原因療法の選択がなされるべきであることは言うまでもありません。

posted by 院長 at 06:58| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月02日

経鼻内視鏡

最近では食道や胃の内視鏡検査で、鼻から挿入する経鼻内視鏡が普及してきています。
当然、内視鏡が極細径と言って太さが5mm程度の鉛筆くらいの内視鏡が開発された結果なのですが、その利点はなんと言っても嘔吐反射が起きないことです。
従来の経口内視鏡では舌根(舌の付け根)が圧迫される結果、嘔吐反射が誘発され、相当な苦痛を感じることが少なくなく、麻酔で眠っているうちに実施する所もあると聞きます。
鼻腔の表面麻酔は十分に行う必要がありますが、検査中は苦痛は全くと言っていいほどなく、ディスプレー上の画像(自身の胃の中など)を見ていただきながら検査を進めることができ、当院でも多くの患者さんに喜んでいただいています。
胃の検査をご希望の方は是非経鼻内視鏡を受けられることをお勧めします(ホント、楽ですよわーい(嬉しい顔))。
posted by 院長 at 07:44| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月26日

過敏性腸症候群

現代病のひとつとして、比較的若年者にも多い疾患に過敏性腸症候群があります。
便秘、あるいは下痢といった便通異常が主症状で、ストレスが原因での自律神経失調によるものと考えられています。

症状の程度が軽いと診療を受けないことも多いと思われますが、日常生活に支障をきたすほどであれば、消化器科などの専門医を受診して治療を受けることをお勧めします。

最小限の服薬とストレス解消法などの工夫により、正常な便通を取り戻すことが可能です。

自分は便秘性、あるいは下痢性なんだとけっしてあきらめることはありませんよ。
posted by 院長 at 12:51| 大阪 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月02日

高血圧

一般に高血圧で降圧薬を服用し始めると、一生続けないといけないと思われていることが多いようです。
しかし、血圧が上昇する原因、それは例えば別の疾患による痛みであったり、日常における対人関係での精神的ストレスなりが明らかである場合、その原因が解消された時には正常血圧に戻ることも少なくないようです。
当院でもそのように降圧薬を中止しても正常血圧を保たれている方が何人かおられます。
従って高血圧の内服治療は中止できないというのは誤りのようですよ。
posted by 院長 at 08:19| 大阪 ☁| 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月09日

医師は患者が育てる

医師としての長年の経験から、医師は患者によって育てられるというのは言いえて妙と思われます。
つまり相性のよい患者との出会いによって、医師はその人を救うための努力と向上心の原動力を与えられ、医師としての能力と技術を高めてゆけるのです。
逆に礼節を弁えない患者に遭遇すると、多くの医師は自己防衛に努める結果、患者の要求に妥協した無難な医療しか提供できなくなるのです。
医師といえども一人の人間であって、神様ではない、心ない一言で傷つくことだってあるし、人を恨むこともあるのです。
医師の温かい対応を望むならば、患者側も最低限のマナー、思いやりや信頼の心を忘れてはならないと思います。
posted by 院長 at 13:11| 大阪 ☁| 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月01日

在宅医療

在宅医療、つまり自宅や老人施設などで生活する主として寝たきりなどの通院困難な患者に対して行われる、往診や訪問診療による医療サービスが近年国の主導で推進されようとしています。
入院でなく生活の場である居宅で治療を受けたいと希望する患者にとっては、その充実は望ましいことと思われます。
ただ、国の思惑はもっぱら医療費の削減にあります。
なぜなら在宅医療のほうが入院より医療費が格段に安く済むからです。
ちなみに入院だと特に検査や治療を受けなくても、ただ寝ているだけで
病院の規模などによっても差はありますが、概ね1ヶ月で30万円ほどは掛かるのに対し、在宅だと多くは10万円までで済み、そのために国は老人の入院の多く、特に社会的入院と呼ばれる特別な治療の必要がなく長期間の居宅代わりに使われることの多い療養病床を減らそうとしています。
確かに本来専門的治療を要する患者に行われるべき入院が、必ずしもそうではない患者、厳密には患者と呼ぶのが相応しくない、いわば居宅生活不能者にも多く適応されている現実があり、問題視されてもおかしくはないとは言えます。
いずれにせよ、今後在宅医療を充実してゆく必要があるとすれば、内科の診療所が主として受け皿になると考えられ、当院も積極的に応じて行くつもりですし、できれば終末期の緩和治療にも力を注ぎたいと考えています。
posted by 院長 at 19:23| 大阪 ☀| 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

病診連携

病気に罹った時、近くの診療所に行きますか、それとも少し遠くても大きな病院に行きますか。
まずはかかりつけの診療所に受診し、必要があれば病院に紹介してもらうのが望ましく、また本来そうあるべきで、実際そうであった時代も長かったと思うのです。
ところがいつの頃からか病院志向の人が増え、現在もなお特に大病院と呼ばれる病院ほど外来を受診する人達で混雑していることも事実です。
診療所と病院の機能分担、つまり診療所は病気の初期診療と慢性疾患の通院管理を担い、病院は主として入院を要する専門的治療を担当するという役割分担を今後もっと進めて行く必要があると思います。
さもないと病院勤務医の負担はますます増し、心身ともに疲弊して病院機能の低下を招き、医療崩壊が現実のものとなるのも時間の問題と考えます。
従って、今後は地域の人々にとって信頼できるかかりつけ医による日常の診療機能と、重症急性期はもちろん専門的診療を要する場合などの病院の入院機能の両者を活かした、病診連携に基づく効率のよい医療体制を確立して行くことが重要と思いますが如何でしょうか?
posted by 院長 at 15:27| 大阪 ☁| 医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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